一方のシンガポール航空傘下のアンセット・オーストラリア航空も急速に力をつけてくるはずだ。 現在長距離国際線は香港と大阪しかないがこれから路線を拡大してくるのは確 実。 シンガポール航空は機体を6ー7年ぐらいで売却する。 それをアンセットが受け取るのだ。 これから数年で7機以上は747-400を受け取るはずだ。 そうすることによりコストを削減出来る。 アンセットが現在就航したい路線はシドニー−ロサンゼルス。 ここは 毎日ユナイテッド航空が1便、カンタス航空が2便(ニューヨーク線を含めると3便の時もある)、ニュージーランド航空が1便運航している。 ここに割り込むのは簡単ではないが価 値はある。 ロサンゼルスはオーストラリアにとってアメリカの玄関口だからだ。 そこからはパートナーのユナイテッド航空のネットワークでコードシェアをすればアメリカ全土 に就航出来る。
また成田線も考えている。 成田空港には滑走路が設立される為に数社が乗り入れを許可されるはずだ。 現在成田線の直行便には古い機体しか使用されていない為サービスは定 評で全席パーソナルテレビがついているという文句を売りにすればそこそこ対抗できるはずだ。 問題はどのようにしてすばらしいサービスを宣伝出来るか。 いくらサービスが良 くても旅行客の耳に入らなければ意味がない。 その点アンセットは大阪にしか就航していないが実績もあり日本人にも多少は親しみがあるはずで多少は得なはず。 国内線ネッ トワークが充実しているのもプラス。 しかしカンタスは東京、名古屋、大阪に就航しており実績名声ともにある。 それに機材購入で古い機材に変わり新機材を導入してくるは ず。 そのためアンセットがどれほど対抗出来るかが注目点となる。 またこれは一部の噂でしかないが札幌に就航する可能性があるという。 札幌には直行便はなく就航している 外国の航空会社も少ない。 そのため経由便の選択も少なく直行便が就航すればほとんどの客を手に入れることが出来るはずだ。 ただこの噂の現実する可能性は低い。 もし利益 があるならばすでにカンタス航空が実行しているはずだからだ。 それにオーストラリアへの旅行客が減る中あえて未知の世界に挑戦するのはあまりにも危ないしアンセットがす るとは思えない。
話は変わるがアンセットの機材購入計画としては777を購入する可能性もあるという。 これ により短距離国際線を運航する可能性が高い。 一方のカンタスは短距離国内線を2002年から受け取る予定のA330で就航すると思われている。
両社とも機材変更が必要な時期に来ている。 カンタスは現在の路線をより充実させる為にこの決断をしアンセットは路線の拡大を視野に入れながら機材を購入するはずだ。 ア ジア・オセアニア地域で競争が白熱するのは間違いない。