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カンタスのメルボルン−東京線直行便就航の意図
カンタス航空がメルボルン−東京線の直行便を7月1日から就航させることを明らかにした。 東京からはすべて直行便でメルボルンからの便は4便(月火水金)が直行で3便がシドニー経由となる。 機体は767-300となる予定だ。 将来的にはすべてを直行便にするとしている。

以前までは東京−メルボルン(シドニー経由)としてカンタス21便(東京行き)と22便(メルボルン行き)が週7便就航していた。 テロ以降利用者が減少し日本からの観光客も減少するな過去の動きをとったカンタス航空の意図とは?

個人的にはこの路線就航は利益にならないと思う。 というより今年設立される格安航空会社に委託されるのではないか?

まずは利用者の数だ。 なぜアジア系の航空会社がメルボルンに就航しているのか? これには地理的な理由がある。 シンガポール航空(シンガポール)、マレーシア航空(クアラルンプール)、タイ国際航空(バンコク)、キャセイパシフィック航空(香港)とアジアの国々はちょうどヨーロッパからの経由地に位置している。 ヨーロッパからの路線は機体の性能の制限のためアジアを経由しないといけない。 そのためカンタス航空ではなく上記の4社を選ぶ人が多い。 とくにサービスのいいシンガポール航空やキャセイパシフィック航空の利用者は多い。 メルボルン以外でもパース、アデレードなどにはアジアの航空会社が就航している。 これにはすべてこのような背景がある。

では日本はというと。 日本はアジアの端。いわいる極東。 ここまで離れてしまうと今度は客が離れていく。 理由としては飛行時間が余計にかかるからだ。 そのため必然的にマーケットは日本人、韓国、中国までとなる。 そのため自社の航空機で就航させるほどの需要がない。

次は在住日本人の数。 メルボルンとシドニーでは人口はシドニーが70万人ぐらい多いだけでさほど変わりはない。 しかし日本人の在住人数はというとメルボルンはシドニーの半分以下。 つまりメルボルンは観光で行く人が多いということだ。 ということはこの路線のマーケットはパッケージツアーとなる。

日本発の東海岸のツアーでは通常シドニーが付属してくる。 そのためシドニー経由という便は都合がいい。 大阪線の大阪発シドニー行きがブリスベン経由なのもブリスベンをまず訪れてシドニーに来るツアーが多いからだ。 そのためシドニーからは大阪へ直行便となっている。 以前就航していたアンセットオーストラリア航空もブリスベンを経由していた。 いまのメルボルン線もシドニー経由なのでシドニーを経由してメルボルンへというのが多かった。 そのため直行便のメルボルン発日本行きは利用者が多いかもしれないが日本発は利用者が少なくなるかもしれない。 その逆かもしれない。

767-300を選んだのはそのためかもしれない。 747-400では大きすぎるからだ。 それを支持するようにシドニー以外はカンタスは767を日本線に利用している。 エコノミークラスの多い767はツアー客に最適なのだ。

一番可能性があると思うのが格安でアジアへの路線を就航させるオーストラリア航空に委託すること。 シドニー−東京線と違いメルボルン−東京線はレジャー目的の利用客が多いことからモノクラスのオーストラリア航空で十分だと思う。

すべては有償座席利用率を見てからだろうが。

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