2003年のコラム一覧

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カンタス機でのハイジャックで思うこと
カンタス航空の子会社のカンタスリンクのメルボルン発ローンセストン行きの1737便(717-200、乗客乗員53人)で男性がハイジャックを試みた。 これはメルボルン在住の40歳の男性で離陸後10分箸のようなものを持ちコックピットのほうへ向かった。 しかし乗員2人と乗客により取り押さえられた。 同機はメルボルンへ引き返した。 この事件で乗員が頭と首を指され病院に運ばれ乗客も軽い怪我をした。 テロとは関係なく男性は飛行機を墜落させると叫んでいたという。

ここで注目したいのは武器となった箸のようなもの。 テロ以降警備が厳しくなりはさみやナイフなどの持込が禁止されたにもかかわらず現在の空港の警備ではこのような武器は発見されない。 このように武器になるようなものをすべて乗客から取り上げ全身をくまなく検査しない限りこのような事件はなくならない。 しかしこれには資金的な問題がある。 ある会社が服を通して何を所持しているかを見ることができる機械を開発したがこれにもモラル上の問題があり実用化の可能性は低い。

以前のコラムでも書いたとおり先が鋭ければなんでも武器になる。 現在の機内食でもナイフやフォークがプラスチック製などになったがこれだって武器になる。 結局はハイジャックを試みようとする人を乗せないのが一番だがこれも無理。 警察にマークされていない限りハイジャック犯を普通の人の中から判別するのはほぼ不可能だろう。

となるとやはり今回のように乗務員にハイジャック犯を取り押さえる訓練をするしかないのだろうか? コックピットを頑丈な扉で隔離して。 これで航空機自体は安全に着陸できるかもしれない。 でも乗客はまだ危機にさらされているのではないか? 事件がおきたらどのように対応するかを考えるのではなく事件がおきないようにどのようにすればいいかを考えてほしい。

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