まずは利点からあげよう。利点としては安心して乗れること。 パイロットが銃を所持しているということでもし何かが起きればきちんと対応してくれると信頼できる。
ただ問題はここから。 まずは合法的に機内に銃を持ち込めること。 パイロットがもしテロリストと協力していたらどうなるか? ハイジャック犯と協力していたらどうなるか? そうなると今まで以上に簡単にテロやハイジャックなどが起きてしまう。 いままではX線検査などを潜り抜けて銃などを持ち込むところを簡単に持ち込めてしまうのだから。 そしてそれがテロリストの手に渡れば9月11日と同じことが起きかねない。
次にパイロットは航空機の操縦を最優先すべきではないのか? たとえ銃によりハイジャック犯を殺害したとしても重傷を負い操縦できなくなったらどうするのか? または銃撃戦で殺害されたら。 ハイジャック犯を殺害しても搭乗している乗客乗員の安全は守れるのだろうか? 9月11日のような自殺テロなら結果は同じかもしれないがハイジャック犯がどこかの国へ亡命したい意思があったりしていたら銃撃戦をせずその指示に従えば人命を失わずにすむのではないか?
またハイジャック犯は大幅な武装をしていることが多い。 手榴弾なども持っているかもしれない。 これに銃が勝てるか? さらにハイジャック犯でも複数犯のことがある。 ハイジャック犯が5人とかなら明らかに下手となる。
またパイロットは銃を持っているとはいえ無差別に機内で銃を撃つことは出来ない。 他の乗客を撃ってしまうかもしれないし機体を損傷させ飛行に影響を与える可能性もある。 ハイジャック犯が人質を取ったりしたらパイロットも自由にできないはず。
そして安全関連ではないが問題となるのは経費。 これは乗客が負担するに違いない。 航空会社が払うわけがない。 ユナイテッド航空など大きな会社が破産危機に陥っているときに数千人のパイロットに訓練をさせる経費などないはず。 また数ドルが航空券に加算されるはずだ。 すでに警備の費用で数十ドルが航空券に含まれている時にこれ以上の値上げをしてどうなるのだろうか?
結論はエアマーシャルのコラムと同じ。 本当にこれで安全になるのだろうか? 僕は安全にはならないと思う。 それよりもハイジャック犯にチャンスを与えるだけだと思う。 それならもっと荷物の検査に力を入れるべきである。 新たな技術を開発し未然に防ぐ。 "起こることを前提とした対応"ではなく"起きる前に防止"の態度をとってほしい。 銃などを機内に持ち込むべきではない。 それが安全のためだとしても。 悪用されることはある。