まずいままでオーストラリア政府はエミレーツにオーストラリアとニュージーランド間を運行する許可をだしていなかった。 それがカンタス航空とニュージーランド航空の提携が両国の消費者委員会から却下されたと同時に許可をするかどうかの話し合いを始めた。 つまりエミレーツへの許可はこの提携が許可されるためのものでエミレーツはうまく利用されたにほかない。 このオーストラリア−ニュージーランド線は現在2社が独占している。 ほかにもランチリ航空やタイ国際航空がオークランドへ就航しているがほかの都市へは2社しか就航していないケースが多い。 このため消費者委員会が独占になるとし許可をしないとしている。
エミレーツが参入することにより競争が増えるので許可が出るということらしいがそこはまだ疑問。 エミレーツが毎日数便出せば競争は増えるかもしれない。 でもそれも不可能だろう。 というよりエミレーツがそもそもオーストラリアやニュージーランドを本拠地としていない点から毎日何便も出すことは不可能なこと。
では提携は許可されるのか? それは今のところないと思う。 しかしバージンアトランティック航空の子会社オーストラリアのバージンブルーが同じ路線の就航を希望している。 この就航が許可されると話は変わるかもしれない。 バージンブルーは急速に路線数を増やしている。 所有機材数もすでに30機。 妥当カンタスのバージンブルーとしても毎日数便は就航したいはず。 ただここでも政府が関係してきて就航本数や運行時間帯も制限されるかもしれない。
シドニー線の許可が出なかったのもうなずける。 結局オーストラリア政府には競争というのには興味がなくカンタス航空が倒産しないように好きなようにしたいことをするだけ。 カンタス航空にとって危機になる案は却下、カンタス航空に有利に動く案は許可する。 エミレーツ航空は世界最高のサービスを提供している航空会社で有名で数多くの航空会社が倒産または大幅な赤字を出している現状で黒字を出している。 そのような会社がカンタス航空と同じ条件で対抗してきたら負けると分かっているのだろう。
エミレーツにメルボルンやブリスベンからの便も増便できる許可したのもカンタス航空の利用可能座席数より利用者数が多いからではないか? 真相は明らかではないが。
結論としてはオーストラリア政府は消費者のことなど考えていない。 カンタス航空の利益だけを考えている。 消費者のことを考えているならシドニー線の増便も一緒に許可するべきだった。 そこに航空業界を好きなように動かし好きなことをできる政府の汚さそして恐ろしさを感じる。