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エコノミークラス・シンドローム
最近ニュースなどでエコノミークラス・シンドロームという症状が話題になっている。 これは長距離線の機内で長時間動かないでいると血液の循環が悪くなり血液が凝固し意識を失ったり最悪の場合は死亡する病気である。 肺や脳に凝固した血液がまわると死亡する。 海外旅行や国内旅行で飛行機を利用する機会の多い日本人にとって身近な病気である。 しかしほとんど人がこの事実を知らないでいる。 ぼくも飛行機は1年に数回乗るが最近まで知らなかった。

この症状は以前から医者の間で知れ渡っていたが多くの主要航空会社は対応をしていなかった。 たとえばカンタス航空は7年前にエコノミークラス・シンドロームの調査への協力を医師から依頼されたが拒否していたことが分かった。 しかし大きな航空会社でも対応をしているところもある。搭乗した経験からいうとキャセイ・パシフィック航空は機内を歩いたりストレッチをするようにというビデオを離陸直後に流していた。 このほかにもこのような方法で乗客に注意を促している航空会社はあるはず。

この病気に対する訴訟はすでに始まっている。 オーストラリアではメルボルンの法律事務所が主要航空会社に対し800人の訴訟を代理するという。 そのうち36人の被害者は死亡した。 訴訟を受ける航空会社はブリティッシュ・エアウェイズ、カンタス航空、日本航空、シンガポール航空などほとんどの主要航空会社だという。 イギリスでは今の所2人がブリティッシュ・エアウェイズとエアツアーズに対し訴訟を起こしている。

世界中で最近起きたエコノミークラス・シンドロームに関連する死亡事故などは下記の通り。

10月オーストラリアからイギリスへ帰国した女性が着陸直後倒れ死亡。

11月にロンドン−メルボルン線に搭乗した68歳の男性が到着直後呼吸困難になり病院に運ばれたが死亡した。

先週、サンフランシスコ−ロンドン線に搭乗したイギリスの女性が死亡。

というケースがある。 またバージン・アトランティック航空のビジネスクラスに乗った乗客も降下中に倒れたという。

さらに成田空港のクリニックで過去8年間に死亡した46人中25人はエコノミークラスシンドロームに関連しているという。 またイギリスでは毎年2万人が凝固した血液が肺に回り死亡している。 そのうち10パーセントが飛行機による旅行に関係しているという。

これを受けて航空会社も対策を開始しそうだ。 日本航空はエコノミークラス・シンドロームに対する対応策として長距離線では30分ごとに水やソフトドリンクを提供するように心がけているほかビデオで体を動かすように注意しているという。 ブリティッシュ・エアウェイズは長距離線の乗客にチケットとエコノミークラスシンドロームに関する注意書きを手渡すことを決めた。

乗客自身もこの症状にならないように注意しなければならない。 多くの水を飲んだり機内を歩いたりするだけでリスクを減らすことができる。 また最近手術を受けた人や血液凝固の経験があるひとなどはエコノミークラス・シンドロームになりやすいという。

エコノミークラス・シンドロームは飛行機で旅行するときには避けられない病気だが対策をすれば大丈夫。 機内を歩いたりして気分転換しよう。

参考資料:BBC:http://www.bbc.co.uk

CNN:http://www.cnn.com

DOWJONES:http://www.dowjones.work.com

ninemsn:http://www.ninemsn.com.au

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