華々しくオープンした空港線だが問題はまだある。 運賃は片道9ドルと往復12ドル。 これには建設した会社が政府から援助を受けておらずコストを補うための値段。 だから高額になった。 そして電車の設備。 成田空港やロンドン・ヒースロー国際空港などは空港利用者だけを輸送する特別な電車があるが、驚くことに国際線利用者がいるにもかかわらず荷物置き場などの少ない従来シティ・レールを運行する電車を利用するという。 また空港が終点になっていないのも問題。 朝などはシドニー西南から乗客が乗って来るためたいへん混み合う可能性がある。 荷物の多い国際線利用者は戸惑うに違いない。
問題になるのは空港利用者だけでない。 空港で働く人でシドニー南部に住んでいる人(特にクロヌラ)はウォリー・クリーク駅で乗り換えるのだがピーク時にはこの駅に停まる電車はなくどこかで乗り換えないと行けない。 また南部からの電車の本数も少なくピーク時で8本だという。僕の予想としてはこの空港線は予定より利用客が少ないはず。 まず値段が高いことと成田空港など都心から2時間かかる空港ではなく10分で都心まで行けること。 つまりタクシーを利用しても18ドルぐらいで行ける。 二人以上でいけば空港線より安く混雑も気にせずゆったりと行ける。 所用時間も20分ぐらい。 荷物置き場のない従来の電車を利用するのも問題。 成田空港には私鉄もJRもスカイライナーなど空港利用者用に電車を運行している。 送りの人などは良いが乗客は大きな荷物を持って乗るわけで朝の混雑時などは乗れないまたは立ったまま空港まで行くことも十分ある。 また空港の到着便のピークが朝早いので通勤ラッシュに巻き込まれる可能性もある。 しかしシドニー近郊のマスコットなどの住民にとってはうれしいこと。 いままでは混み合ったバスで20分以上かけてシティまで行かなくてはいけなかったからだ。 賛否両論あるが運賃がシティレールの規定になれば片道3ドルぐらいですむはずでニュー・サウス・ウェールズ政府の介入を期待する。 オーストラリアの玄関口として利益ではなく空港利用客を1番に考えてほしい。
参考資料:
Airport Link:http://www.airportlink.com.au/