ユナイテッド航空の811便には乗員18人と乗客337人が搭乗していた。 準備中にキャビンの5Lドアに問題が生じたがコックピットの警告灯は消えていたためゲートを離れる。 深夜1時33分にゲートを離れた機体は1時52分にホノルルを発った。 巡航高度に上昇中の高度2万2千フィート(7300メートル)から2万3千フィートの間で爆発が起きる。 この時の速度は300ノットだった。 このときキャプテンらは去年起きたパンナム航空103便の爆弾による空中爆発を思い出したという。 同機は緊急降下を初め180度旋回しホノルルへ向かう。 スクオークを緊急事態の際の7700にしエンジンの推進力が減ってきていることに気がついたパイロットはエンジンを停止させる。 セカンドオフィサーはキャビンの状況を確認しに行き機体の前部に大きな穴(縦約5メートル、横約4メートル)があいていることを知る。 その直後第4エンジンを停止する。 同機はホノルル国際空港の滑走路8Lへの着陸を許可されフラップを降ろすがここで不均整なフラップ表示がされてたためフラップ10度でハイスピードランディングを試みることを決める。 同機は滑走路末端から1000フィート(約330メートル)でタッチダウンし7000フィート滑走した後停止した。 乗客らは緊急脱出をした。
この事故で連邦運輸安全委員会は2回結論を出している。 これには吹き飛ばされた貨物ドアが後に発見された際に新たな結論が出たためではじめの原因としては整備士が貨物ドアをきちんと閉めなかったためだとされた。 そのためユナイテッド航空の整備体制が問題視された。 というのも爆発したドアで前年に数回トラブルが起きていたためだった。 しかし貨物ドアが海底から引き上げられ調査された後に原因は貨物ドア部分の問題のあったスイッチまたはワイヤーによりドアが突然開いたためとされた。 直接の原因ではないとされたが同機は整備マニュアルに基づいて整備が行われていなかったことも明らかになった。
沿岸警備隊などの懸命な救助作業にもかかわらず爆発時に機内から機外へ吹き飛ばされた乗客の遺体は一人も見つからなかった。 これには飛行していた地域の水深が深かったためなどが考えられる。 またこの乗客らは爆発の際に致命的な怪我をしていたと推測された。 吹き飛ばされた乗客が座っていた席は8H,9FGH,10GH,11GH,12Hだった。
ユナイテッド航空は歴史のある会社でStar Allianceメンバー。 世界最大の航空会社で1日約3000便を運航。 シドニー線も毎日2便就航。 日本線も多数あり747と777を日本線に使用されている。
747-100は航空業界の地代を変えた機体。 初の2階建てと燃費の良さなどがあげられる。 初飛行は1969年2月9日。 1991年まで生産されたが現在も主要航空会社のノースウエスト航空や日本航空などが所有しているほかアフリカや南米の航空会社が所有していることが多い。 機体番号はN4713U。 シリアル番号19875。 事故までに5万8815時間飛行し、離着陸は1万5028回だった。