1980年代の事故
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大韓航空機007便事故
目次:
事故の詳細 パイロットの会話 なぜ12分間飛行できたのか? シナリオ 隠蔽工作 交信記録 大韓航空 747-200

1983年オホーツク海上空で民間機がソ連空軍機により撃墜された。 乗員乗客269人全員が死亡、冷戦の最中の出来事だった。

事故の詳細

大韓航空の007便はニューヨークからの飛行を経て朝3時30分に燃料補給の為アンカレッジに到着した。 同機は5時にソウルに向け離陸しカムチャッカ半島へ接近していた。 このときソ連のミグ戦闘機6機が緊急出動する。 アメリカ空軍の軍用機RC-135がカムチャッカ半島付近を飛行していた為である。 しかしこれはソ連軍が大韓航空機をRC-135と間違えていたためでアメリカ空軍の軍用機がその時間飛行していた記録はない。 007便はそのごソ連領空を外れミグも基地へ帰った。 しかし007便は予定航路より300キロ外れた場所を飛行しまたソ連領空に侵入する。 近くの基地からソ連戦闘機が出動、日本時間朝3時26分ミサイルを打ち込む。 機体はエンジンに損傷を受け機内は気圧が低下し金急降下を開始する。 パイロットは最後の交信を東京コントロールしたが超えは聞き取りにくく力がなかったという。 その12分後007便は海へと墜落したと推測される。 死者は269人だった。 ここで問題となるのはなぜ12分もかかったのか。 通常コントロールを失った場合30000フィートぐらいだと2分ほどで墜落する。 しかし12分かかった。 これはミサイルで撃墜された以降もパイロットは機体をコントロール出来何とか安全な1万フィートまで降下しようとしていたと思われる。 その証拠にはじめは急速に降下していたが途中からゆっくり降下しているがレーダーで確認されていた。 このなぞについては下記で。 また緊急事態のときに発する"メイデイ"コールもなかった。

機体は粉々になったと推測され機体の残骸などの捜索は困難を極め機体の残骸、遺品、遺体の一部などは1000個ほどしか見つからなかったという。 007便に搭乗していたと推測される不完全な(手足のない)2人の遺体は日本の海岸に打ち上げられた。

パイロットの会話

戦闘機に乗っていた旧ソ連のパイロットの無線を聞いてみるとおかしな所が浮かぶ。 ミサイルを発射した2秒後パイロットは"標的は破壊された"と報告している。 しかしその後007便の残骸を確認するために追跡したが"見つからない"といっているのである。 その後捜索を続行したが結局何も見つからず燃料が底をついてきたため引き返したという。 そしてこれが次のシナリオを生むのである。

なぜ12分飛行できたのか?

一番の疑問は大韓航空007便は撃墜後少なくとも12分間飛行していたという事実である。 アメリカ側も12分後にレーダーから消えたと証言していることからでも明らかだ。 ニューヨークタイムズやニュースウィークなども同じような記事を載せている。 撃墜されコントロール不可能となった場合30000フィートぐらいだと2分ほどで墜落する。 実際に中華航空の747が4つのエンジンが停止し32000フィートを2分で降下した話がある。 このときはパイロットがエンジンを再稼動させ無事だったが。 そのため007便は損傷を受けながらも飛行出来たのだと考えられる。

シナリオ

ここで一つのシナリオがでてくる。 007便はソ連の空軍基地に着陸したというシナリオ。 これには根拠がある。 まずその一として残骸が少ないこと。 先ほど話したが戦闘機のパイロットはミサイルを発射した2秒後パイロットは"標的は破壊された"と報告している。 しかしその後007便の残骸を確認するために追跡したが"見つからない"といっているのである。 また事故現場が調査されたが残骸は1000個ほどしか見つからなかった。 トランスワールド航空800便やエア・インディアの爆破事故でもほとんどの残骸や遺体が発見されたのにである。 007便はエンジンを爆破されただけである。 また発見された遺品はキャビンからのものだけで貨物室に搭載されていたものは発見されていない。 ということは機体は飛行でき一番近いサハリンの基地にに向かったと考えられるのではないか? 当時の新聞や雑誌にも"無事着陸"という報告などが掲載された。 また撃墜された後12分間飛行していたとしたら残骸がなぜ撃墜現場付近でしか発見されなかったのか? いくら遅く飛行しても数十マイルは飛行出来るはず。 それなら撃墜現場から数十キロのところで大きな残骸が発見されてもおかしくない。 また稚内のレーダー施設ではなぞの飛行物体が確認されている。 これは007便だと推測されているが稚内から50マイルのところまで向かってきてからレーダーから消えた。 これはこの辺りで旋回しサハリンの空港に着陸体勢に入った為と推測される。 サハリンはすぐそばだからだ。 監視していた人もソ連軍の機体がサハリンに着陸したと思ったと証言している。 つまり機体は旋回出来る状態だったのだ。 これはパイロットの意志で操縦されていたことを明らかにする証拠ではないか。 つまりは撃墜され機内の気圧は急激な変化をし数人は外部に飛ばされた。 しかし一部のエンジンや油圧系統は作動していていた。

この代表的な例としてユナイテッド航空の奇跡的な話がある。 1988年5月2日成田空港行きの258人の搭乗したユナイテッド航空の747は着陸の約1時間15分前に太平洋上で4つあるエンジンうち一つが停止、その30分後に2つ目が最後に着陸寸前に3つ目が停止したのである。 しかし成田空港に無事着陸、怪我人などもなかった。

では着陸したとしたら? 機体は軍の基地内に隠す。 乗客などは拘留される。 ではなぜすぐに解放しなかったのか? これには007便にはソ連にとって必要のない人物がのっていたためではないか。 そのため子供も含め釈放出来なかった。

20年近く経った今でも墜落したという事実に対し疑問として残るのが

・パイロットの操縦なしでどうやって007便が12分間飛行できたのか?

・なぜパイロットの操縦なしで規定通り機体をある高度まで急降下した後降下率を普通の状態に戻すことが出来たのか?

・なぜ撃墜後東京コントロールとの交信で緊急信号を発しなかったのか。

・なぜ12分間飛行を継続したのに墜落現場が撃墜現場と近いのか?

・なぜ残骸が少ししか発見されなかったのか? 大型機の事故なのに。 またキャビンにあった物しか発見されなかったのか?

・なぜ撃墜前はサハリンから遠ざかっていた007便の動きが稚内のレーダーではサハリン方向に向かっていたのか?
・どのようにして自衛隊の報告を元にしたアメリカ航空安全局の報告(稚内レーダーにより追跡されていたジェット機は無事サハリンに着陸したと発表)を説明するのか。

・なぜ撃墜後操縦可能で180度旋回してサハリンに行ける状況であえて海へ墜落するか?

隠蔽工作

そしてこのようなシナリオが出てくるのはアメリカ政府などが事故の真実を隠蔽しているためではないかといわれている。1992年当時のロシアのエリツィン大統領は10月に007便のコックピットボイスレコーダーの内容を公開し11月の韓国訪問時にブラックボックスを返した。 その際にエリツィン大統領はこう言ったとAgence France Presseは伝えている。 "これを返すことにより疑いが消え事実が解明されることを期待する"と。 しかし10月30日の韓国運輸省の発表によると1つのブラックボックスには何のデータもなく、もう一つの交信記録を収めたものもコピーだったという。 しかも録音には雑音が入っていて聞き取れなかったという。 韓国政府は説明を求めるためにロシアへ向かったがロシア側はデータがないことは知っていた。 またエリツィンが交信記録の実物を返さなかったのも国際的な調査団に手渡すためだったという。

12月8日、ロシア、アメリカ、韓国、日本の代表と国際民間航空機関(ICAO)の監視員が会合を開いた。 しかしエリツィン大統領はこの時もオリジナルのテープを渡さなかった。

交信記録

下記の交信記録はコックピット・ボイス・レコーダーにのこされていた007便と東京コントロールとの交信記録です。 交信は英語で行われていたため原文と翻訳を載せました。 (Aviation Safety Net)

CAM:コックピット内のマイク

CI312:中華航空312便

RDO:007便からの無線交信

PA:機内への放送

Tokyo:東京コントロール

18:20:11
Tokyo:Korean air zero zero seven climb and maintain flight level three five zero(大韓航空007、上昇しフライトレベル350(高度3万5千フィート:約1万1500メートル)を維持)
18:20:21
RDO:Ah roger Korean air zero zero seven climb and maintain flight at three five zero leaving three zero at this time(了解、大韓航空007、上昇し高度350を維持)
18:20:28
Tokyo:Roger(了解)
18:22:56
RDO:Tokyo radio Korean air zero zero seven reaching level three five zero(東京コントロール、大韓航空007、フライとレベル350に到達)
18:26:00
Tokyo:Dynasty three one two Tokyo(ダイナスティ312、東京)*ダイナスティとは中華航空が無線時に使用する認識番号
18:26:02
Sound of explosion(爆発音)
18:26:03
CI312:Dynasty three one two position Payon one eight two five level three three zero(ダイナスティ312、現在ペイオン1825・高度3万3千フィート)
18:26:06
CAM:What's happended?(なにが起きたんだ?)
18:26:08
CAM:What?(何だ?)
18:26:10
CAM:Retard throttles(スロットルを絞れ)
18:26:11
CAM:Engines normal(エンジンに異常なし)
18:26:14
CAM:Landing gear(車輪は)
18:26:15
CAM:Sound:Cabin altitude warning(機内の気圧変化の警報音)
18:26:17
CAM:Landing gear(車輪は)
18:26:18
CAM:Sound:cabin altitude warning(機内の気圧変化の警報音)
18:26:21
CAM:Sound:autopilot disconnect warning(自動装置解除の音)
18:26:22
CAM:Altitude is going up(高度が上がってる)
18:26:23
CAM:Sound:cabin call(機内アナウンス音)
18:26:24
CAM:Altitude is going up(高度上昇中)
18:26:25
CAM:Speed brake is coming out(スピードブレーキが作動している)
18:26:26
CAM:What? What?(何? なに?)
18:26:29
CAM:Check it out(確認してくれ)
18:26:30
PA:chime for automatic announcement(自動アナウンス音)
18:26:30
Tokyo:Dynasty three one two contact Anchorage(ダイナスティ312、アンカレッジと連絡をとれ)
18:26:33
CAM:I am not able to drop altitude now unable(高度を下げられない、だめだ)
18:26:34
PA:Attention emergency descent(注意:緊急降下)
18:26:35
CI312:Thank you out(ありがとう)
18:26:38
PA:Attention emergency descent(注意:緊急降下)
18:26:38
CAM:Altitude is going up(高度上昇中)
18:26:40
CAM:This is not working. This is not working(できない、反応しない)
18:26:41
CAM:Manually(手動では?)
18:26:42
CAM:Cannot do manually(手動では出来ない)
18:26:42
PA:Attention emergency descent(in Japanese)(注意:緊急降下(日本語で))
18:26:43
CAM:Sound:Autopilot disconnect warning. Not working manually also(自動操縦装置解除警告音、自動も手動もだめだ)
18:26:45
CAM:Engines are normal Sir(エンジンは異常ありません)
18:26:46
PA:Put out your cigarette. This is an emergency descent(タバコを消してください、緊急降下です)
18:26:49
PA:Put out your cigarette. This is an emergency descent(タバコを消してください、緊急降下です)
18:26:52
PA:Put out your cigarette. This is an emergency descent(in Japanese)(タバコを消してください、緊急降下です(日本語で))
18:26:52
CAM:...all of both..(...両方...)
18:26:54
CAM:Is that right?(両方とも?)
18:26:55
PA:Put the mask over your nose and mouth and adjust the headband(マスクをかぶり調節してください)
18:26:57
RDO:Tokyo radio Korean air zero zero seven(東京コントロール、大韓航空007)
18:27:01
PA:Put the mask over your nose and mouth and adjust the headband(マスクをかぶり調節してください)
18:27:02
Tokyo:Korean air zero zero seven Tokyo(大韓航空007、東京コントロール)
18:27:04
RDO:Roger Korean air zero zero seven...ah we are experiencing...(大韓航空007、...えー現在...問題が...)
18:27:08
PA:Put the mask over your nose and mout and adjust the headband(in Japanese)(マスクをかぶり調節してください(日本語で))
18:27:09
CAM:All compression(気圧が圧縮している)
18:27:10
RDO:Rapid compression descend to one zero thousand(緊急気圧変化、1万フィートまで降下する)
18:27:15
PA:Attention emergency descent(注意:緊急降下)
18:27:19
PA:Attention emergency descent(注意:緊急降下)
18:27:21
Tokyo:Korean air zero zero seven radio check on one zero zero four eight(大韓航空007、ラジオチェック10048)
18:27:23
PA:Attention emergency descent(注意:緊急降下)
18:27:23
CAM:Speed(速度)
18:27:26
CAM:Stand by stand by stand by stand by(待ってくれ、待ってくれ)
18:27:27
AP:Put out your cigarette. This is an emergency descent(タバコを消してください、緊急降下です)
18:27:30
AP:Put out your cigarette. This is an emergency descent(タバコを消してください、緊急降下です)
18:27:33
AP:Put out your cigarette. This is an emergency descent(in Japanese)(タバコを消してください、緊急降下です(日本語で))
18:27:38
PA:Put the mask over your nose and mout and adjust the headband(マスクをかぶり調節してください)
18:27:43
PA:Put the mask over your nose and mout and adjust....(マスクをかぶり調節...)
18:27:46
End of recording(録音終了)

大韓航空

大韓航空は韓国最大の航空会社。 路線はアメリカやヨーロッパ、オセアニアなどへ広がる。 デルタ航空やエール・フランスのウイング・アライアンスに加盟。 事故が多いため韓国政府から厳戒注意された後777やA330などの最新型航空機を多数導入し機体年数を以前より若返らせた。 大韓航空は日本にも就航地を多くもつ。

747-200

事故機は747-230B、機体番号はHL-7442。747-200は航空業界の地代を変えた機体。 初の2階建てと燃費の良さなどがあげられる。 初飛行は1969年2月9日。 1991年まで生産されたが現在も主要航空会社のノースウエスト航空や日本航空などが所有しているがアフリカや南米の航空会社が所有していることが多い。

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